規則正しい食習慣

普通の食事をしても、2〜3分でプラークのphは5.5より低くなり、脱灰がはじまります。しかし、食事の時には唾液が多く分泌され、唾液の成分で中和されます。1日3回の規則正しい食事では、脱灰の時間が少なく、再石灰化の時間が長くなるため、虫歯になる危険度は低いのです。3回の食事は安心して良く噛んでゆっくり召し上がってください。
間食の回数が問題

ところが食事の間に間食をすると、再石灰化によって歯が修復される間もなく、ふたたびお口の中のphが酸性に傾き歯が溶け続けます。回数が多ければ多いほど問題で、そしてついには歯の修復が追いつかなくなり、虫歯となります。
間食は1日1回、時間をきめてとってほしいと思います。
おやつは毎日時間を決めて・・お菓子は週に1回。お菓子の日を決めましょう。

おやつはお子さんが必要とする大切なエネルギーの補給です。しかし、砂糖を多く含んだお菓子やジュース・アイスなどを毎日、しかも時間を定めず食べると、プラークのphは下がりっぱなしで、歯の表面のエナメル質は急激に溶けだしてしまいます。砂糖はミュータンス菌の格好の食べ物になります。おやつとお菓子をしっかり区別していただくことが重要です。
スポーツドリンクや健康食品のなかにも、多くの砂糖が入っているのがたくさんあります。くれぐれも気をつけてください。
そして、しっかりブラッシング

お父さん、お母さんがしっかり磨いてあげてください。歯磨き粉はいりません。お子さんをねかせて、1本1本ていねいに。水と歯ブラシで。プラーク(歯垢)は少しブラシがあたったぐらいでは落ちません。水にも溶けにくいので、うがいだけでは効果はありません。1カ所を10回ぐらいの気持ちで、見えない歯垢を落とすようにがんばってください歯と歯の間はフロスを使うといいでしょう。最低1日1回、夜だけは完璧に。お子さんが嫌がるというよりも、問題はお父さんとお母さんの気持ちです。「よし、今日もきれいに汚れを取ってあげよう」と毎日思っていただけるかがポイントです。毎日毎日エネルギーが必要です。お母さんだけがんばるよりも、せめて歯磨きだけは、お父さんにお願いしたいのですが・・・。
フッ素の利用

上記の基本的習慣が確立できたら、フッ素などの薬物の利用も良いと思います。ただし、正しい習慣も出来ていないのに、フッ素に頼るのはどうかと思います。フッ素は魔法の薬ではありません。良く理解してから利用されると良いと思います。

定期検診できちんと管理

6ヶ月毎にハガキでお知らせを致します。ミュータンス菌の検査などを利用して、予防の成果を見つめていきましょう。お子さんの成長を記録していく大切な場所です。早期発見、早期治療も大切です。