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動く設備から使える設備へのアプローチ QC、TPMに対応できる設備へ
 制御は「機械設備の付属物」ではない。
機械設備というと普通、メカニックに目が行ってしまいがちですが、 機械設備を扱うのは人間です。
効率よい生産の保証は「人間と機械」この異質な者同士の「違和感無い協調」無しには有り得ません。
それが実現できて初めて、「機械は人間(作業者)の手の延長」たりえるのだと思います。
人間と機械の仲立ちをする、言い換えれば「使い勝手の提供」こそが制御の命題と言えます。

先頭行へ QC、TPMに対応できる設備へ 機械の状態は機械自身に語らせる

 機械設備は使い続ける間、常に改善・変更を伴うのが普通です。
機械設備が改造や変更を考慮した作りになっていないと改善時、思った様な成果が期待できません。
特に、制御ソフトが「改善の障害」になる事も珍しくありません。
制御ソフトへのモニターとモジュール化の導入は、機械改良時の制御面からの制約を減少させ、
貴重な提案を無駄にしません。

先頭行へ 機械の状態は機械自身に語らせる ネットワークで的確な現状把握を

 機械設備の改善にあたり、
稼働状況・不良発生内訳などのデーターは改善の効果を予測する上で欠かすことができません。
しかしデーター収集を人手に頼るのではデーターの信頼性・経費の面から好ましくありません。
そこでデーター収集は機械に任せ、自ら語ってもらう様にするのが最適だと思います。
生産会議などで、これらのデーターを元に対策をし、対策後のデーターで効果の確認をする。
より良い生産環境構築は、人間と機械が長所を生かし合うことで確かなものになります。

先頭行へ ネットワークで的確な現状把握を

 図面や取扱説明書は何処に?
通常は「設備保全の事務所の棚の中」でしょうか。
オペレーターが取扱説明書で確認したいことが起きたら・・・
夜間に、試験器の設定方法で確認したいことが起きたときは・・・
担当者に電話連絡でしょうか。 もし、連絡がつかなかったら・・・

 イーサネットに依る社内LANが一般的になっていますが、サーバー上に此れらのデーターがあれば
ブラウザーソフト(ネットスケープ、IE5など)で何処からでも閲覧ができ効率的です。
更に機械稼働状況のデーターから、現在の生産数・不良発生状況などが確認できたら、
また協力会社の生産状況も把握できたら・・・不測の事態にも迅速に対応する機会が得られます。

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