第5回
爆裂MIDIコンテスト
-free will / / イトケン祭-




BitTorrentを使ったP2P転送の考察-第2回目-

 29日現在、約80GBの転送がありました。
 また、利用者人数は1ファイルにつき150人前後に達しました。
 思った以上の成果があったのではないでしょうか。
 一部ではDLに700KB/sほど速度が出ていたらしいです。
 Seederが集まればかなりの速度が出る事が実証されました。

 ただやはり、通常のWebサーバの公開が始まると同時に
 BitTorrentの利用が極端に減りました。
 予想通り、P2Pに対する懸念や、知らないツールの使用など
 受け入れ難い点もあるので、この辺りの改善・対策は必要に感じました。

 また新たな問題点として、低回線速度の利用は難しいと分かりました。
 今回、トレントファイル作成上、ある程度まとめたファイルを用意したため、
 1ファイルの容量が大きくなってしまい、
 低速度回線の方には不向きなものになってしまいました。

 他にもP2P特有の回線の相性問題による転送速度の低下。
 Seederが減ると、速度だけでなく転送の反応速度も遅くなる。
 ある程度ピークが過ぎるとSeederの数が減ってしまう。

 一番の難点は
 回線の状況などに応じた一部の方への直接的な負荷。
 (高速回線、光回線)
 ダイアログを閉じずに置くので、
 個々のマシンへのメモリやリソースを取ってしまう。
 ただ、上記の2つのについては解決方法がある事は分かっています。
 今回は一番利用し易いクライアントを選びましたが、
 ダイアログが必要無く、帯域制限がかけられるクライアントも存在します。
 任意でUL数やULファイルを指定する事も出来ます。
 今後は他のクライアントの利用も含めた議論が出来ればと考えています。


 他にも色々とあると思いますが、
 今回のP2P案は成功したと思います。
 もちろん、今回だけでなく今後の利用も含めて
 問題点や改善点などを議論していけたらと思います。

 [BitTorrent掲示板]


今後の予定

 一般のWebサーバでの公開が始まり、BitTorrentの利用者は減りましたので、
 9月1日(水)24:00をもって終了したいと思います。
 それまではこのまま運転していこうと思います。
 Seederにつきましては、協力して頂ける方のみお願いしたいと思います。
 現在の経緯をみましても、ネット利用時間の集中時に多く利用されているので、
 (午後10時〜翌日午前1時頃)
 その時間帯あたりだけでも結構ですので、
 もし協力しても良いという方がいましたら、よろしくお願いします。
 尚、こちら側でも常時Seeder数ある程度は用意しておりますので、
 転送が無くなると言う事はないと思います。


最後に

 実験的な要素も含みながらのP2Pでしたが、
 皆様のご協力あって、滞り無く事が進めました。
 参加・ご協力頂いた方々には心より感謝の言葉を申し上げます。
 本当にありがとうございましたm( _ _ )m

 今後も発展も含めた、
 Webサーバに頼らないネットワークが確立出来たら・・・
 そう思います。


                                         2004.08.30

戻る