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2004.11.13〜14

ブックマッチ(左右対称の接ぎ合わせ)の準備をしています。

簡易シューティングボードです。

貼り合わせる部分を2枚重ねて、カンナで直角に、かつ一直線にそろえます。
削っているところは撮り忘れました。

押さえに使っている角材は板に密着するよう軽くアールがついています。

ブックマッチの接ぎ合わせです。

接着剤の硬化遅延と導管・繊維への浸透促進のため、接着面を
軽く水で濡らしてから接着剤を指でたっぷり塗り、貼り合わせます。
(特に断らない限り接着剤はフランクリン・タイトボンドです。)

ひもでしっかり締め上げ、さらにくさび状の板でテンションをかけていきます。
*締めすぎてはいけません。
この方法は海外のギター制作家ホームページで見かけました。もうたどり着けません。
広く知られた方法なのでしょうか?

ハタガネを使った接着もやってみたのですが、私には写真の方法が精神的には楽です。 なぜなら、滑ったり、歪んだりの心配が少ないからです。
2時間ほどしてから空気の通りの良いところに立てかけ、最低一昼夜、乾燥します。

ご覧のように同じグレードでもセットによって色も木目も全く違います。
(一応、1台分ごとに同じ木から取られています)

コアの木目は独特で面白いですねぇ(^。^)

こんな感じで3台分、計6枚完了です。
ネック加工です。

ホンジュラスマホガニーですね。
アイチ木工加工から取りました。
いつもながらきれいに仕上げて送ってくれるので感激です。

ヘッドストック部(チューニングペグが付く板)
を切り出します。
15度にあて木にそって切り出します。

この鋸は生まれ故郷の小さな町の小さな鋸店で購入しました。
学生時に木彫彫刻用に父に買ってもらいました。
切れ味は最高です。ホームセンターの鋸と違い、
無理に力を入れると曲がらずに折れます。
学生時、別の横引き鋸の先を折りました(^_^;)

今でも宝物です。
切り離す直前ですね。
慎重にゆっくり切ります。
ヘッドストックを薄くしています。
(約1cm強まで)

大き目のカンナの方が楽に削れました。

このカンナは中学「技術」で買った安物ですが、
ホームセンターで最近買うものより切れ味が長持ちします。
年季が入ってるでしょ(^。^)y-.。o○
(最近、台直しカンナで底面を修正したら格段に使いやすくなりました。
結構、反っていたようです)
ネック、ヘッドストックの切り離したテーパー部を重ねて面を揃えます。

スコヤなどで垂直、水平、斜めと何度も平面をチェックしながら削ります。

ホンジュラスマホガニーはカンナがけが気持ちいいです。
さくさく切れます(^。^)y-.。o○。
ヘッド接着ジグにセットして接着しています。
これも2時間程度クランプ後、はずして乾燥します。
(貼りつき防止のクッキングペーパーは乾燥の促進を阻害します)

このジグもあるとないとじゃ精神的なストレスはかなり違います。


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