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2004.11.20〜21

どんな物を作るか言い忘れてました(^^ゞ
1台はカーシャ・シュナイダーブレーシング(写真のやつですね)に、
他の2台はトラディショナルブレーシングにします。
シェイプ(外形)は3台とも同じにします。

テンプレートとモールドはコアを注文した時点で作っておきました。

図面はHana Lima I'aで5モデルセットを購入しました。
(ここのゴトー製チューニングペグは安いです。
郵便で送ってもらえる量なら国内よりも割安です。)

ここからが私にとって不安なところです。
コアの削りです。

某ギター製作本に載っていたToothing Blade
(独断で、くし刃と訳します)をまねて加工したカンナです。

4mm間隔に菱形ダイヤモンドヤスリでV字型に溝を切りました。
(1mm、2mm間隔も試しましたが、あっという間に刃が欠けます。
溝の深さも1mmぐらいまでが適当でしょうか?)

(コア削りのためにマキタのベルトサンダも買ったのですが、
アパートのベランダ工房での作業にはうるさすぎるので、
一度使ったきり、職場の作業台の上に…。)
サイド(側板)を削ります。

下圧式トグルクランプ2台を固定したベニヤ板を、
ワークボードにクランプで固定します。
当木をあて、材料を固定します。

これは、ワンタッチでクランプできるので、かなり楽です。

くし刃の跡が分かるでしょうか?

斜めにカンナをかけます。
その都度向きを変えます。
(私は木目を見ながら、おおむねX字になるように
向きを変えます。)

コツは、手を軽く添え、かるーくかけます。

厚さもチェックします。(約2mmまで削りました。)
(5mmの板を約3mm弱まで削りました。)

スクレーパーで、くし刃の跡を消します。

材が硬く、刃がすぐにダメになり、
効率が悪いのですぐやめました。
上と同じ作業を今度は台直しカンナで挑戦です。
全然楽です。
カンナを前後逆に持ち、体重をかけ、馬車馬のように
スピードに載せて押すといい感じです。

材料の表面もつるつるしょう(^_^)b

これはまさにジャパニーズ スクレーピング プレーン
といったところですね。

(約2mmまで削りました)
調子に乗って杢がカールしている材に挑戦です。
グレードはAAAAです。(AAより全然硬い!)

ちょっと寄りすぎですが、奥の方は景色が写り込むぐらい
つるつるなの分かりますか?

カーリーコアもある程度ならこの方法で刃が立ちそうです。
マスターグレードの材は、もっとくし刃の刃幅をつめないと
ダメでしょう。
削る前の、材の周波数を調べています。
経験も勘もないので、これが頼りです。

理科教材の圧電素子に、シールドを半田付けして
両面テープで材に貼ります。(ピックアップの働きを
するのでパソコンファンなどの雑音を拾いません)

材は、同じモールド2枚ではさみ、組み上がりに近い状態にします。
コルクを貼った棒でたたき。周波数計測ソフトで数値を見ます。

(音の出るチューニングメーターと粒のそろった砂でもあれば
同じように計測することが出来ます。倍音成分は無理ですが…)
面積と重量も記録しておくと経験として積み上がることでしょう。

カンナがけは3台分の半分も終わらず、まだまだかかりそうです。次の記事まで時間があきそうです。


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