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インレイの表面を紙ヤスリでならしていきます。

当然ですが、あっという間に紙ヤスリは
だめになります。

予想通り、まだ穴があるので
紙ヤスリで削った石の粉末をとっておき、
薄めた接着剤と混ぜて流し込んでいきます。

当然やせるので、盛り上げ気味にします。
乾燥後、再度研磨した状態です。
まあまあ良い感じです。
が、木目に粉末が詰まっているのがわかりますか?

シェラックニスで、軽く目止めしておけば良かった(*_*)
インレイの裏側に補強を兼ねてツキ板を貼ります。
サークルカッターで切り出して接着位置を確認しています。

接着の準備です。

ブレースを貼る部分をあらかじめ切り離しておき、
マスキングしておきます。
接着している写真は取り忘れました。
乾燥後、サウンドホールを切り抜きます。

少しずつ逆目に注意しながら、ホントに少しずつ…。
サウンドホール上下のブレースを貼っています。

表面板のブレースの接着方法でも音色が変わります。
何台かの全音ウクレレキットを作っての経験ですが、
接着がゆるい方がハワイらしいコロコロした
音に近づきます。

丈夫さとハワイらしさどちらをとるか?
後々には比較研究してみたいですね(^_^)b
ブリッジ裏側にパッチを貼ります。
これは黒檀の薄板です。

製作家によってローズウッドだったり、
マホガニーだったり…、これの材質やサイズが
音色に結構影響します。(無しもありです)
ネックブロックと、テイルブロックの準備をしています。

「毛引き」が写ってますが、これが結構重宝します。
厚み出しやネックのセンター出しも一発で…。
ブロックの準備ができました。
2個とも下側にアールがついてるのがわかりますか?
図面に何度もあわせてチェックします。

ちなみに、写真ではサウンドホールの上下ブレースの
面取りが終わってます。
サイドの曲げですね。
これが、「ベンディングアイロン」です。

足場用のパイプ、万力とガストーチでも代用できます。
200度程度の温度が確保できれば良いそうです。
(木材自体は約80度で曲がるそうです)
が、その場合は危険だと思うので自己責任でやりましょう。
曲げ終わりました。

フルスクラッチは3台目なのですが、
前のよりずいぶんうまくいきました。
マホガニーは曲げるとしわが寄りやすいのでウエスト部分は
かなり神経を使います。
今回も少ししわが寄ってしまいました。
余りをざっと切り離し、
簡易モールドに借り止めして、乾燥させます。


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